トピックス(中学校)

 京都には様々な伝統工芸がありますが、なかでも女性の心を魅了する美しさをもっているものと言えば友禅染ではないでしょうか。普段の生活で着物を身に着けることは少なくなりましたが、京都の街ではよく美しい着物を身に着けている人を見かけます。今回、古代友禅苑で友禅染を実際に体験させていただくまで、ほとんどの生徒と同様、私自身も友禅染についてほとんど知りませんでした。
 まず、館内に入ると華やかで美しい模様が描かれ、刺繍や箔によって彩られた様々な着物に目を奪われました。一つ一つの模様も繊細で、非常に美しい作品を見ながら、生徒たちも心躍らせて体験場所へ足を運んでいるようでした。体験場所では、何種類かの絵柄が用意されており、どの柄を選ぶか楽しみながら悩んでいる生徒や保護者の方々。今回は型に刷毛で色を重ねていく型染めを体験させていただきました。刷毛の動かし方ひとつで変化する色のグラデーションを楽しみながら、真剣に作業に取り組み、あっという間に楽しい時間は過ぎていったようです。それぞれの型の色を塗り終え、満足した様子でしたが、最後に職人の方に輪郭を描く白い糊をおいていただいた瞬間、あちこちで歓声があがりました。非常に繊細な白い輪郭を入れるだけで、より美しい作品に仕上がったのです。それぞれの作品に名前も入れさせていただき、世界で一つだけの友禅染のハンカチを手にすることができました。その後、館内では職人の方が反物に手描きで染めを施している様子なども見せていただきました。繊細な模様を一つ一つ描いておられる姿に見入っている生徒たちの様子が印象的でした。京都の伝統の一つを目の当たりにし、生徒たちは様々なことを学びとったようです。今回、大人数にも関わらず、一人一人ていねいに指導してくださった古代友禅苑のスタッフの方々、職人の方々に心より御礼申し上げます。(NO)

最初に型友禅の仕方を教えていただきました。 切り抜かれている部分を染めていきます。 1つ1つ丁寧に染めていきます。
刷毛で順番に染めていきます。 ぼかすように塗っていくのがなかなか難しいようです。 1色1色塗られていくごとに、できあがりに近づきます。
最後に縁取り(糸目)を入れていただきます。 さあ、みんな上手にできたかな? 縁取りができれば、図柄も栄えてきます。